商品説明

本書は、1964年の東京オリンピックから三宅一生のロゴマーク、大阪万博、太平洋デザイン会議の公式ポスターまで、日本のグラフィックポスターデザインの傑作を集めたものです。 日本のグラフィックデザインは、本書の出版国であるイタリアにおいて、2000年代前半までは研究が進んでいましたが、それ以降は熱心な研究がなされてきませんでした。 本書はこの20年にスポットを当て、若手デザイナーやトレンドを紹介。一方では過去をカバーし、名だたる巨匠をも網羅しています。本書には85人のグラフィックデザイナーと756枚のポスターが収録。日本の現代ポスターは第二次世界大戦後、不況、ポスト軍国主義、ポスト無政府主義の時代を経て、50年代半ばに始まったと考えられています。 戦後の日本では、絵画、建築、彫刻、グラフィック、演劇、音楽、映画などの芸術が急速に発展しました。それらの芸術は、影響、同化、否定、変容、新たな創造のプロセスを経て、膨大な数の文化的、芸術的ムーブメントが生まれました。 グラフィックが誕生してから半世紀以上が経過した、日本のグラフィックデザインの発展と美意識の変遷を広くまとめた貴重な1冊です。

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